ポルシェへの関心が意外に薄いこと

興味ない人にはただの車
ポルシェというより車に関心のない人にはただの車でしかない。
親戚の集まりにポルシェで行ったところで、関心のない家族からは「その車、デカいんだからもうちょっと寄せておいて!」と怒られるレベル。
え、ポルシェって知ってる?と聞きたくなるが、まあ興味のない人には魅力がわからないのだろう。ポルシェのエンブレムは知っているというレベルの人は「すごいねーカッコイイねー」という、上っ面だけの世間話程度。下手にアレコレ聞かれても面倒だが、ここまで反応が薄いとは思わなかった。
ただ厄介だったのは、60代後半のおしゃべりな叔父。ポルシェに憧れを持っていたのか、「911GTSじゃねーか!お前のか?中どうなってんだ見せてみろ」と大騒ぎ。運転席に座ってエンジンをかけたり、助手席に座ってインパネやセンタークラスター周りをポチポチいじり放題。熱量が天と地の違いだ。
街で声を掛けられやすくなる
一般的には普通の車と同じで興味のある子供には、指を刺されることがある程度。まれに小さな子供が笑顔で手を振ってくれるときはこちらの口元も緩む。
地域によるのかもしれないが、サービスエリアや道の駅へ行くと「ポルシェかっこいいね!」とか「写真撮らせてください」と声を掛けられることも。普通の国産車では味わえない優越感が得られる瞬間だ。視線は感じるが特に何もしない人は多い。エンジン音が違うとか、見た目がなんか違うという点だけで見ているのかもしれない。
ポルシェだからと言って何かが変わることはそこまでないようだ。
都心でよくあるポルシェ同士の挨拶
ポルシェ同士というか同じモデルの車に会ったとき、ポルシェ乗りは挨拶することが多い。日本のポルシェのシェアは0.3%で2021年の新規登録台数は7,000台ほどしかないのだから会えることが奇跡に近い。そんな希少なポルシェが対向車線を走っていてすれ違う時は、パッシングをし合って手を振ることも。ほかのメーカーではありえないだろう。
関心は薄いが特権はある
外車や高級車と呼ばれる車はみんなそうだろうと思うが、ポルシェで高速道路を走っていると道がどんどん開けていく。煽っているわけではないのだが、みんな勝手に道を譲ってくれるのだ。ありがたい特権だ。ほかにも、スーパーや商業施設などの駐車場で、混雑していない時は真隣に止める人が少ない。擦ったら…と避けているのだろう。俺はそんなことくらいで暴れたりはしないが、高級車にはそういうイメージがあるのかもしれない。
いい意味の関心と悪い意味の関心があるが、どちらにせよポルシェだからといって特別な反応はあまりない。